部屋掃除難しすぎないか!?

どうもyapattaです。

卒論も一段落着いて恐らく計算上では大学卒業が確定した気がする。ただほっとするのも束の間、最近引っ越しの準備に追われている。今の賃貸を引き払うことにしたんだ。

今回、引っ越しを機に荷物を減らして部屋掃除をしようと思い立った。荷物が多いほど引越し業者に頼むときお金がかかるし、荷物が多いというのは何かと不便である。面積などの都合で次に住める部屋が限られたり、そもそも住居を変えることすら面倒くさくなる。それに本当に必要なものって案外少なかったりする。


そんなことを考えながら部屋掃除を開始してみたが案外難しい。

引っ越しのために如何に荷物を減らすかということに苦心するわけだが、思い出に浸って気づいたら掃除を中断してしまっていたり、捨てるか捨てないか悩ましいものが案外見つかったり(そういうものに限って何年も放置していたってのもざらだが...)、一筋縄では終わらない。

さらに捨てないにしてもどうやって自分の手元から放流するのかってのも難しい。メルカリに出すのか、ヤフオクに出すのか、はたまたブックオフに持っていくのか。せっかく手放すのならばなるべく高く売りたいと思いつつ、この出品作業ってのが案外脳内メモリを使い潰して他のやるべき作業をすっかり忘れさせてしまったりする。物一つ一つをどこに放流するべきかを考えるだけで面倒くさくなる。あんま損得を考えすぎない方が気が楽なのかもしれない。というより、そもそもどうして今まとめて放流するまで取っておいたんだってのはある。 管理できないほどの物を持つべきではないし、何か買うのならば何か要らないものを放流するぐらいの方が持続可能というか、管理できる丁度良い量を維持できる気がする。

言うのを忘れた。電化製品の処分ってのが中々に面倒くさい。自分は大学入学時に某大手家電メーカーの口車に乗せられて(?)、なんと5万円でチャイナ製の冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ三点セットを買ってしまったわけだが、ここ最近になって洗濯機の脱水の調子が悪くて困っていた。脱水しても服がびちゃびちゃのままだ。冬真只中ということもあって水も冷たく、素手でびちゃびちゃした服に触れるのは非常にストレスフルである。修理に出そうかと思いつつも、どうせ3月で引っ越すし洗濯機自体2万ぐらいだから処分すれば良い気がしてきてこの課題を解決しないでも良いかって諦めている。4年も使ったら既に減価償却完了しているだろ。今借りている賃貸の洗濯機は外置きタイプで既に風雨にさらされてボロボロだし再び使おうって気にもならない、役目を全うしたのではないか(うん)。

さあということで洗濯機を処分するわけだが、これがまた面倒くさい。家電リサイクル法ってやつのせいで自治体に処分してもらうことができない。購入した店が引き取ってくれるらしいが、家電リサイクル料金ってのが追加でかかって自治体での処分よりも金がかかる。不要品回収業者に頼んでもどっちみち家電リサイクル料金がかかる。もうどうしようもない。

リサイクルが必要ない他の粗大ごみだったりは自治体に頼むのが一番安そう。 負荷として考えられるのは自分でゴミ捨て場まで運ばないといけないことぐらいだ。 不要品回収業者を頼むのと比べて1~2万以上額が違う。人件費とトラック代がいらないわけだからそりゃそう。だたこれには注意が必要で月に数回だったり限られた回数でしか回収に来ないのと、早めに予約しないとすぐに予約が埋まってしまい自治体に回収依頼できなくなるのだ(自治体頑張れ)。


大体こんな感じだろう。 文章にしていけば大分やるべき作業が明確化した気がする。並行で色んな作業が生じるから面倒くさいんだよなと思いながら、これもこれで良い人生経験か(?)。

次に賃貸に住むときは家電は日本製の長持ちするのを買いたいし、乾燥機が欲しいし、洗濯機は中置きであって欲しいし、断熱性能が高い家に住みたい。欲望はキリがない。というかその欲望を満たすとしたら、都内の賃貸高すぎて一生東京に住めなそう。世知辛いぜ。

続く。。。

頑張りたいんだか頑張りたくないんだかわからない

久々のポエム、社会人にすらなってない者の戯言

 

仕事はしたくないが、大切な人に助けを求められたら見放せないし面倒見ちゃうし、とは言いつつ残業なんかしないで家に帰りたいし、ただ嫌なことを見て見ぬふりができなくてはっきり言ってしまって嫌な仕組みを解決したくなって頑張っちゃうし、何だかんだ好きな人たちと何か一緒に熱中してるときは楽しいし、とは言え頑張らなくて良いなら頑張りたくないし、ただ何か恩義を感じたら恩を返したくなって頑張ってしまうし、そもそも朝起きて頑張るのは面倒くさいし、とは言え早く仕事を終えて帰りたいと思うし、と思ったら仕事のやる気が出なくて放置して時間が無くなるし、でも趣味に充分な時間は割きたいと思うし、ネットサーフィンは楽しいし、気になる技術はたくさんあるし、読みたい本、見たい映画はたくさんあるし、聴きたい音楽もたくさんあるし、弾けるようになりたい曲もたくさんあるし、そのうち作曲もできるようになりたいし、踊れるようにもなりたいし、スキーだってうまくなりたいし、行きたい国は多いし、ゲームをやるのだって楽しいし、そんなこと考えたら仕事に時間を割きたくないと思うけど、ただ好きなことをやるにはお金が必要だし(この後ループがさらに続く...)

 

どうすればいいんですか!!!???

 

(完)

アニメ映画『音楽』 の感想

2022年初投稿である。
今年はいろんな作品だったり本の感想を定期的に書いていきたい。
実際に所感を言語化して変換する訓練の場になればなと思う。

今年見た初めての映画アニメ映画『音楽』なのだが、これが想像以上に面白くて早速感想でも述べたい。

話のあらすじはこれでも見てくれたら

eiga.com

楽器も触ったことがない不良学生たちが思いつきでバンドをスタートさせて最後ライブをする話。これだけ聞くと感動ストーリーだが不思議と感動というものでもない。むしろ不思議な中毒性がある映画だ。

皆で一生懸命楽器を演奏してうまくなるとか、不良が改心するとか、演奏に関してメンバー内での議論とか、超えられない技術の壁で挫折してからの克服とか、そういう王道のお話でもない。もっとテキトウで何だかよくわからないけどうまくいっちゃうお話だ。


まず作画が不思議なんだ。背景が異様に綺麗なのに(最後のライブシーンの躍動感は秀逸)、一方でキャラに関しては手抜きなんじゃないかみたいな表情の絵で。と思ったらキャラの動作に関してはリアル。

不思議に思って調べてみたらロトスコープという手法を使っていることがわかった。実写で役者が演じた映像を元に、体型や輪郭などを線で拾い、紙に描き写していくことで動きを作り出す手法だ *1

なるほどそれで背景だったりキャラの動作がリアルに思えたわけか。背景に比べると圧倒的にキャラの顔の作画がテキトーに見えるが、それでもケンジ以外の太田や亜矢ちゃんだったりの表情は豊かで、一方でケンジは不思議と何を考えているかわからない。表情がほぼ変わらず声のトーンも変わらずだからそりゃわからない。と思ったら実はケンジが一番人に気を遣わずに自分の思った通りに動いているから不思議である。行動で考えていることがわかるから表情がいらないのかも。

あと古美術がビラを配る場面以降急に作画が綺麗になっている気がする。
制作に7年経っているし時期によって作画が変わるってことなのかな。


次にケンジについて。

ケンジの何かやるけどだから何?という態度が見ていて爽快である。自分のテキトーな決定に関して良くわからないけど他人に有無を言わせない。

とりあえず音を出してみる、一般的に正しいやり方でもないし(何ならケンジたちもよくわかっていない)、明らかにバンドとしては変則的だし(ベース✕2、ドラム)、だけどとりあえずやってみる。出した音に感動する。萎縮するわけでもなく、等身大で堂々としていて、気づいたらそれに周りが巻き込まれて影響を受けてしまうような。
自分達のバンド名、古武術と近い古美術ってバンドが学校にあると気づいたときも、とりあえず会って話してみるか的なノリでお互い演奏し合ってその結果ロックフェスに参加することになった。最初に頭ごなしに決めつけるよりとりあえずやってみて考えるかぐらいテキトーなノリが好きだ。

ただケンジはマイペースで実感をすぐに伝えちゃうから、周りが振り回されて迷惑を被る。実際ライブに参加すると言いながら一人で急にバンドに飽きて辞めると言い出す。しかし何だかんだ周りが発破をかけたり、根回ししてくれて最後ケンジもやる気を出してケツでリズム取ったり隠れてリコーダーを練習し始める。そして最後しっかりライブに参加していいとこを持っていく。何だかんだ憎めない奴だ。

ケンジの行動そのものに中毒性がある。



最後に、地味に太田、初めて演奏したときはピック弾きで、亜矢ちゃんがケンジの家に来たときだけはスラップ奏法で、最後のライブではピック弾きで演奏していた。特に意味は無さそうだし、太田がその演奏法に気づいているかも怪しい。恐らく角度的にそう見えたのか、ロトスコープ目的の撮影しているときに演奏者が都度奏法が違ったからぐらいだろう。

for文のforはなぜforなのか?

よく考えるとプログラミング言語で当たり前に使っているfor文のforは不思議な命名だ。

他のループで使う、whileやloopは繰り返しをする意味が含まれるからまだわかる。一方forは個人的なイメージではあるがループに関する意味は無さそうだ。

という感じになぜforなのか疑問が湧き上がってきた。

そこで今回はfor文のforはなぜforになったのかを調べてみた。

因みに一番最後に結論が書かれているので結論だけ気になる方は最後だけ見て頂けたら。

この結論は著者のyapattaの推論も含まれている。何か反論、意見があったら気軽にコメントして欲しい。自分が気づかなかったポイントを知れたら面白い。


まずforに一応ループ周りの意味が含まれるか辞書で調べてみた。自分がただforという単語に反復的な意味が含まれていることを知らなかったという可能性もある。

ejje.weblio.jp

10番目の意味で、

[時間・距離を表わして] …の間(ずっと); (予定期間として)…の間(は) 《★【用法】 この意の for はしばしば 《口語》 では略される》

というものを見つけた。確かに繰り返しの意味に近い気がするが理由として弱い。

どうやら意味を調べるだけでは拉致があかない、納得できる理由としては小さい。こういうのは歴史的経緯を調べるのが良さそうだ。for文の成立経緯。

ということで初めてfor文が使われた一般的なプログラミング言語を調べてみた。

そしたらこんなのを見つけた。

en.wikipedia.org

The name for-loop comes from the word for, which is used as the keyword in many programming languages to introduce a for-loop. The term in English dates to ALGOL 58

なるほど? forループの起源はALGOL58らしい。Wikipediaだけではどうも信用できないので他のサイトも漁ってみた。

thehistoryofcomputing.net

They went from May 27th to June 2nd in 1958 and initially called the language they would develop as IAL, or the International Algebraic Language. But would expand the name to ALGOL, short for Algorithmic Language.

(中略)

You would name a variable by simply saying integer or setting the variable as a := 1. You would substantiate a for and define the steps to perform until - the root of what we would now call a for loop.

1958年にIALという名前で最初に開発された言語はALGOLという名前で普及し、そのALGOLで導入されたある文法が現在forループと呼ばれているもの起源らしい。

因みに当時の文法はこんな感じ。*1

for i := 1(1)100 do

iの初期値が1で1ずつインクリメントされ、iが100(until 100)になるまでループが続くという意味だ。

因みに文法としてはFortranのdoがfor文の起源らしいが、言葉としてのforを導入した理由を説明できなかった。

lwn.net

そこでALGOL58のforループという言葉がどこから導入されたか調べてみた。

そしたらSuperplanという言語を見つけた。1952年5月にPublishされた論文だ(Errorと書かれているがしっかりリンクには飛ぶことができる)。因みにSuperplanの著者Heinz RutishauserはALGOL58の設計会議に参加していた。*2

doi.org

大学のIPからアクセスすることで閲覧できたので上の論文の内容を読んでみた。

Für文が与えられた数式に対しプログラムを"compute"する方法であり著者がそれを考案したという内容だ。

Methods to “compute” the program for a given set of formulae have been worked out by the author

論文内で紹介されている文法でさらにこんなのが、、、

Für k = 2(1)n

ぽいぞ。どうやらプログラミング言語のfor文はドイツ語のfür由来らしい。

大分見えてきた。

大学で入門講座を取ったぐらいのドイツ語力だが、一応fürを調べてみた。

kotobank.jp

そしたら、これ英語のforとほぼ同じ意味だぞ。。。ってなってしまったが、じっくり読んでみるとfürだけにある意味で、

❿ ( (反復・連続;無冠詞の同一語を反復して) ) …ずつ,…ごとに

というものが見つかった。これがforループの意味が成り立つ所以かも知れない。

確かに英語でも

[時間・距離を表わして] …の間(ずっと); (予定期間として)…の間(は) 《★【用法】 この意の for はしばしば 《口語》 では略される》

という意味があったが、ドイツ語のfürよりも反復、連続というニュアンスが弱めである。


これ以上プログラミング言語という形でforという単語の由来を調べられなかったので一旦結論をまとめようと思う。

今ある情報から鑑みるに、Superplanで使われたFür文がプログラミング言語で使われた初のforループである。Für文自体はドイツ語の反復、連続という意味から作られ、またSuperplanを参考にしたAlgol58が英語で似た単語としてforという単語を採用した。そしてそれがそのまま現在までfor文として利用されている。と考えるのが妥当である。


最後まで見て頂けたら幸いである。当たり前に使っているものの時代背景を考察するの楽しい〜。

続く。。。


補足(2021/12/28)

皆様、特にМорожеさん、指摘ありがとうございます。

「~に対して」の für と取るのが妥当であること、"compute for a given set of formulae" だからこそ "Für k = 2(1)n" という風な記法になっていること、異論の余地がありません。

コメントの通りで、for文はfürの翻訳借用から直接由来したと考えるよりは、"compute for a given set of formulae"だったり、"A for loop statement repeats for a certain number of times." だったりの繰り返しの目的、〜に対しての意味としてのforから由来すると考える方が妥当であります。Superplanのfür文が最古のfor-loopを使ってる言語だとしても、繰り返しの目的という意味でのfürであり、辞書に意味が存在することから安直に解釈してしまったこと反省しております。

学ばせて頂きました。ありがとうございます。

2021年を振り返る

この記事は、慶應理工アドベントカレンダー2021の25日目の記事です。遂に最終日だぜ!!

adventar.org

qiita.com

↑前日の記事。イベント通知で親コンポーネントに知らせてWYSIWYGを実装する感じ、コード量も減るしSPAの良さだな〜。


今年ももうこんな時期だ。

一年過ぎるの早いな、去年より全然早く感じる。年を取るたびにどんどん早くなっていってしまうのか。

毎年やっていることだし恒例ということで今年も一年を振り返る。

幸い今年は振り返られるぐらいにブログ記事を書いていたらしい。

ではいこう。


以下目次


自己紹介

情報系の学科所属の大学4年生。ノリでアドベントカレンダーを開催したら案外良い感じになって嬉しくなっている。本当にありがたい。


1月

yapatta.hatenablog.com

やぱった氏、一年の目標を書く。まあとは言いつつこれは具体的というよりは精神的な目標だ。


この月は大学の課題に追われていた気がする。大学3年生履修授業が多くてそれなりに忙しい。。。

ただ当時コンパイラの授業は本当に楽しかった。 コンパイラのフロントエンドとバックエンドをOCamlを使って実装するものだった。

オレオレ言語の字句解析→構文解析構文木の構築→文法チェック→x86アセンブリコードを生成、という一連の流れを実装した。 実際に動くものを作っていきながら新しい機能がどんどん出来上がっていくのも楽しかったし、言語処理系を実装することにおいてOCamlの表現力に感動した気がする。

2020年の秋に正規表現をめちゃくちゃ勉強したこともコンパイラを学習する上で生きたのかも知れない。計算理論楽しい〜ってなっていた(因みに学科が情報科学系でなかったためかCSの学科にも関わらず計算理論系の研究室が存在しなかった...)。

あとはお正月に逃げ恥の再放送をしていて、何を思い立ったのか恋ダンスをずっと練習していた気がする。


2月

ブログを振り返ってみる。セキュキャンのグループワークで皆で円周率計算を極めていた。円周率計算をできるだけ大きな桁で高速に行えるようにしたい!と。

yapatta.hatenablog.com

この記事はZennで上げたものの転載。


github.com

自分の円周率関係の進捗のレポジトリ、3月まで更新をしていた。


NTT Performance Tuning Contestに参加した。インスタンス3台中1台を使えない苦境の中であっても圧倒的ポテンシャルを見せつけてしまい2位になってしまった。


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How to be 聖徳太子 Home

サポーターズ主催ハッカソンに参加した。学びを最大化するには同時刻開催の複数講演を聖徳太子のように同時視聴できるようになったら学びを最大化できるという狂った仮説のもと、複数動画を同時視聴して動画への理解をクイズ形式で答えていきながら冠位を上げようというコンセプトで作成したアプリ。冠位十二階をモチーフにレート制を導入、大徳目指して頑張ろうぜ!!!因みに審査員はこの遊び心を評価しなかった、ひどい話だ。

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How to be 聖徳太子 冠位

プログレスバーにおけるレート変化のアニメーションは音ゲーのそれ顔負けである(上のは静止画だが)。

github.com

作ったアプリケーションのレポジトリ


yapatta.hatenablog.com

読んだ本について。去年からチマチマ読んでいた実践Rustプログラミング入門を読了した。Rustに習熟したい一心で円周率計算もRustで実装していた。何でRustなの?だってかっこいいじゃん。

あとは去年貰ったさくらの無料クーポンを使ってDocker SwarmとかKubeのハンズオンクラスタ環境を作って遊んでもいた。Docker実践ガイド第2版自体は2019年に出版された古い本だがコンテナ技術の基礎を学ぶのにとてもいい本だった。LXDだったりにも全然応用できる知見。


3月

研究室の輪講が忙しかったというか輪講の記憶ばかり強く残る。世知辛いぜ。週3~4で毎日4時間輪講があるの辛かったぜ。さらに輪講準備に時間がかかっていたと思うと研究室に大分束縛されていたな。 輪講のキツさを調べずに研究室を決めていた当時の自分をぶん殴りたい。

さらにパタへネ本の5章を輪講で担当してしまったがために地獄になった。ただ記憶階層についてここまで真剣に学んだのは初めてだった。

他にDocker実践ガイド第2版を読了した。macvlan、overlay networkあたりのネットワーク仮想化技術に興味を抱いた。簡単に説明するとmacvlanとは実NIC上に仮想NICを作れる機能。仮想NICMACアドレスを振れる。overlay networkとは物理的なネットワーク上に仮想的なネットワークを構築するといったもの。

Yahoo! JAPAN主催のOpen Hack U 2021 Onlineに参加した。生活習慣バトラーというアプリを開発した。スマートウォッチから自動取得したアクティビティ情報を元に生活習慣をスコア化!友人もしくはグローバルでスコアを競い合い健康生活の頂点を目指せ!というコンセプトのアプリ。

www.slideshare.net

おーじぇい氏制作のスライドが冴え渡っている。


yapatta.hatenablog.com

そういえばこのタイミングでタップダンスを始めたな。恋ダンスを練習するのが楽しすぎてその勢いでダンス教室の体験に行った。一番自分に合ってそうなのがタップダンスだった。


4月

研究室の輪講で消耗していた。論文精読してスライドにまとめて発表するの辛かった〜。

あと大学院入試、弊大学だと大学院への推薦入試の書類提出が4月中なの普通にヤクザだと思う。研究のけの字も知らないうちに大学院の出願をしている感じ。まあただ早めに大学院合格を貰っておけば選択肢が増えるってのは良いことか。

記憶に残る授業としてVLSI設計について。TinyMIPSを論理合成して高位合成して配置配線して階層設計したりする授業。Verilogって言語永遠に書ける気がしない。てかろくなリンタもフォーマッタもない。


yapatta.hatenablog.com

将来が良く分からなくなっていた。


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なんかのオマージュのようなタイトルのお話。


5月

輪講と卒業単位と大学院の先取り授業が辛い。普通に忙しい。大学4年というものを暇なものと想定していたがどうやら想定は外れたようだ(人の話を聞け)。


yapatta.hatenablog.com

普段使いのマシンのOSをArchにしてから快適さが段違いになった。


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当時読んだ本。


このとき大学院の先輩たちとふつうのLinuxプログラミング 第2版を一緒に読んでいた。Shellとウェブサーバの実装が良い勉強になった。

どうして動くんだろうという好奇心のもと仕組みを探求してさらにそれを実際に作り上げるってのは本当に楽しい。

一例としてデーモンってどう動くんだろうとか。標準入出力を切り離してさらに現在の制御端末を切り離すことでプロセスがバックグラウンドで動いているかのようになる。確かに納得だ。仕組みを理解することがまだ世の中に無いものを作るスタートなのだろう。ワクワクする。


github.com

本で触れたコードを全てRustで書き直したやつ。Rust力が段々着いてきた。コードは書いた分だけ力がつく気がする。


6月

自分の中のモヤモヤを飲み込めなくなって精神と身体を壊した時期。研究室関連の活動を休んでいた(大学院先取り授業も休んだ)。 回復に数ヶ月ぐらいかかったけど自分の好き嫌いに向き合えた大事な時間だったと今になって考えている(自分の感情を大切にしなきゃな)。大学在学中であったため合法ニートができたのは不幸中の幸い。

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自分の思いを素直に吐き出して公開したら予想外に反響が多くて驚いた。と同時に気持ちが楽になった、読んでくれた人たちと繋がり合えた気がしたんだ。


卒業単位のために一応VLSIの授業には出席していた。これはそのときのかなり映える配置配線。


7月

身体の調子が良くなってきたので研究を少し再開。というか再開したくなかったが8月には卒論の中間発表というのが待ち構えており準備しなければならない。世知辛い〜。

結局卒業を優先して大学院の先取りは1授業以外全部捨てることになってしまった。ただそのおかげで時間が取れて卒業単位のVLSI設計の授業を研究室の友人と頑張れた。一人だと最終課題をやるモチベーションが無くて落単していただろうから、けつを叩いてくれて本当に助かった。


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当時中間発表が嫌すぎて、野次馬感覚でオリンピック開会式に出向いて遊んでいた。


8月

何とか中間発表を乗り越えた。同期が偉大だった、お世話になりっぱなしだ。中間発表後はダラダラ生活しながら少々アルバイトのような生活をしていた(理想の生活。ちなみに中間発表の反動で研究室には全く行かなくなった(きっと体調を回復させる大事な時期!)。アルバイトは友人の紹介でヘルプという形で携わった。結構自由にやらせてもらいありがたかった。とあるアプリケーションのアーキテクチャ選定と実装だったり、あとはバックエンドのOpenID Connect周りを書いていた気がする。何か生産的なことをやっていると余計なことを考えなくて済むし、人に必要とされるのは精神的に悪くなかったりする。


yapatta.hatenablog.com

↑SUCONに参加した。本戦出場はかなわなかったが、去年より解像度が上がっていた。逆に考えないといけないことが多くなって、前みたいにノリでできなくなったな(逆にいい傾向?)。


9月

大学院の先輩と自作データベース作ろうぜ会みたいなのをやっていた。執筆現在自分が未完成で放置してしまっている。卒論終えたら完成させたい!

github.com

ブロック、バッファ、ログレベルで自作しているため、僕らが普段利用するSQLクエリだったりインデックスまで進むのにすごく時間がかかる。因みに自分はConcurrency Managerの前で実装が止まってしまっている

tarovel4842.hatenablog.com

先輩が書いてくれたすごく良い記事。


yapatta.hatenablog.com

振り返ると当時結構本を読んでいたな。


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某の続編を書いた。Part3そろそろ書くか。。。

10月

大学4年の秋学期が始まった。とある事情で1年生が多く履修する授業を取っていて、一年生と話して永遠に若いな〜ってなっていた。

研究においては卒論テーマを先生と話して決め、そろそろ研究に向き合うか〜ってなっていた。大分精神状態が回復していた、時間が解決することも多い。


yapatta.hatenablog.com

この時期友人からベースを借りてベースの練習が楽しくなってしまった。熱中できることあると良いね、活力が生まれる。


11月

卒論に向けて研究室に出向いて作業するようになってきた。大学通うと生活習慣が良くなる。研究室の先輩に好きな音楽を紹介してもらうのが楽しかった。

www.youtube.com

高橋鮎生の無国籍感。トロトロしていく。End Of Earth


youtu.be

あとは、YMOのSeoul Musicが良い。パァ! フクチキフクチキと刻まれるボイスドラムが中々クセになる。サンプリングして取ったらしくて、80年代にボーカロイドの基礎となることをやってのけているのが凄い。歌詞から韓国の当時の時代感がリアルに感じられてそれもまた良い。

youtu.be

余談だが、僕はandymoriというアーティストが好きで彼に布教したがあまり響かなかったぽい。相対性理論にはツボっていた。その人ならではのツボを理解するのって難しい。


yapatta.hatenablog.com

卒論に対する気持ちが前向きになりつつある。


yapatta.hatenablog.com

語るのが難しい内容について書評を書いてみた。自分が持っている観念をうまく言語化できない、それがバイアスにまみれているのかもわからない。それでも書くことで少しは分かってくるのかも知れない。書くことが自分と向き合うことであると実感する。

12月

yapatta.hatenablog.com

新たな試みで理工学部アドベントカレンダー2021を主催した。学部のコミュニティをもっと活発化させたかった。予想よりも圧倒的に多くの人が記事を書いてくれたし、記事を書くだけでなくアドカレを布教してくれた人もいたし、学部コミュニティが盛り上がったしで、開催して本当によかった。来年誰か主催をお願いしたい

そろそろ卒論がまずい、何とか12月中にデータ取り終えて論文執筆を始めたい。今になって研究室を休んでいたことによる遅れを実感するのだった。

とは言いつつ、この一年全体で見れば何だかんだ良い方向に向かったしプログラミング以外で楽しいことを結構見つけられたし、周りの人間の優しさ、ありがたさに気づけたし、来年は面白い挑戦ができそうだしで、きっと良いものだったのだろう!

来年の自分頑張れ〜

行こうぜベースマン!

この記事は、慶應理工アドベントカレンダー2021の3日目の記事です。

adventar.org

2日目の記事を読んで人工衛星の位置推定がこんな手軽にできるのか!と驚いた。恐れ多さがあるものに気楽さを与えてくれるの記事の良さだよな〜。

では本題〜



実はかなり最近10月中旬頃にエレキベースを始めた。

最近ベースが本当に楽しい。せっかくだし何をやったか思い返せるように始めてからの一ヶ月ほどの軌跡をまとめるぜ!

以下目次↓


やぱった、ベースを始める

ことの発端はサークルの友人とのご飯だった。彼は高校時代からギターを弾いていてさらに去年の自粛期間でドラムまで習得してしまった凄腕バンドマンだ。

僕は彼に突然ベースってなんか良いよねという話をした(当時スリーピースバンドにハマっていた、ベースの音が引き立っていて魅力的に感じた)。そしたら家にあるから弾いてみるかい?なんて言われた。

自分は楽器経験がほぼ無いし(小学生のときピアノをやっていたが一年ほどで辞めた)、音楽の授業でアコギを弾いてみたとき結構難しかった記憶があってベースにも恐れ多さを感じていたから弾けるかな?と心配になった。

まあとはいえ、あまり経験できる機会も無さそうだし興味が先行してしまい彼の家に遊びに行ってしまった(このとき深夜11:30ぐらい)。

そしたらベースが案外自分の腕に馴染んで、というか弦が四本だし単音楽器だからアコギよりも全然直感的でわかりやすかった。コードだったりミュートを考える必要もあまりなさそうだと。

ちまちま弾いて遊んでいたら、せっかくだしセッションを軽くやろうよ!って言われるがままに初心者用のGod knowsのタブ譜を読んで一緒に弾いてみたら(同じ章節を繰り返し弾いてみた)結構楽しくなった。さらにベースの素養があるんじゃね?なんて言われて褒められちゃったから自分に才能があると勘違いして、勢いで借りてそのまま深夜2時にベースとアンプを背負って家に持ち帰った。曇り無く満月がはっきり見えたベースを持ち帰るには絶好の天候だった。どうやらすっかり彼の術中にハマってしまったみたいだ。


脱超初心者

そんな感じでベースを借りてさあ練習するぞってなったわけだが、超初心者たる者いきなり何をやればいいか非常に難しい。 どの教材が良いかすらわからないレベルなのだ。

まずは初心者レベルになろうということで、「超初心者 ベース」とYouTubeで検索していたら良さそうな動画を見つけた。再生回数も多いし今の自分にも結構わかりやすい動画ということもあってまず下の動画を見て練習することにした。


まず知識編について。同じ音、オクターブ違う音、コードとの対応など初心者にわかりやすい基本がうまくまとめてあった。

youtu.be

次にテクニック編。下の動画で運指の練習をした。

youtu.be

その次にリズム編。リズムを取れないことには演奏できないってのはタップの先生から耳にタコができるぐらい聞いていたので気合を入れた。

youtu.be

上の3つを終えた後、脱・超初心者用練習曲というものをちまちま練習していた。この曲全体で弾けるのに7~10日ぐらいかかった。

youtu.be


そんな感じで取り敢えず自分は脱超初心者したぞ!って意気込んでいた頃、先程の某友人からスタジオに行かないかと誘われた(彼はドラムの練習をしたかったぽい、非常にタイミングが良い!)。自分なんかが通用するだろうか?と疑っていたものの一人で行くよりはよっぽど気楽だということもあり便乗した。

再びGod knowsを皆でやることになってスタジオでチマチマ練習していた。BPMがかなり速くて運指が追いつかなかった。ただ前より自然な運指ができていた気がするし、皆でセッションしてみたら前よりものになっている気がした。自分やるやんと少し得意な気持ちになった。


本格的な曲に挑戦

スタジオを後にしていよいよ本格的にベースにハマってしまった。大学に行く前1時間、帰宅後1時間練習に費やす真面目っぷりである。

そろそろ何か本格的な曲を弾けるようになりたいと思い、好きなバンドの曲を練習し始めた。

andymoriが好きで中でも「ベンガルトラウイスキー」という曲が好きだったのでどうにかして弾けるようになりたかった。

youtu.be

耳コピはまだできる気がしないし、ならば思い切って楽譜を買ってしまおうということでELISEで購入した。

www.at-elise.com

これをもとに練習を開始した。だが、リズムを取るところから難しいし、運指も全然複雑だ。さらにBPMが160を超えていた。いきなりとんでもない曲を選んでしまった!

ただこんなところでくたばっていられない、それではandymori好きが聞いて呆れる。俺は藤原寛のうねるようなベースに近づきたいのだ!!

ということで毎日少しでも弾けるフレーズを増やしていき0.75倍速で練習した。 0.75倍で弾けるようになったら次は1倍で弾けるように頑張ろうと前向きに練習していた。

ただ同じ曲ばかり練習していても疲れる。練習していてうまくいかないときもあるし気分転換も兼ねてポートフォリオは複数あった方が練習の精神衛生が良さそうだ。ということでチャットモンチーの「シャングリラ」の練習も同時に始めた。

youtu.be

この曲ではオクターブ奏法という技法を使っている。サビで交互に8分音符の1オクターブ違う音を弾く。 最初は人差し指と小指が連続で動かないのだが、人間とは不思議なもので毎日ちまちま練習していたら段々指がきびきび動くようになる。

一週間ほどずっと練習していたら案外弾けるようになった。BPMがあまり速くないのがよかったのかも。


一ヶ月の練習の成果(2回目のスタジオ)

ベンガルトラウイスキーも大分いい感じになったということで、再び某友人を誘ってスタジオに出向いた。一ヶ月の成果を遂に見せるときだぜ!

彼もシャングリラを事前に聴いてくれて(感謝でいっぱい!)、一緒にセッションをすることになった。下は演奏の一部切り取り。

次にベンガルトラウイスキーを一通り自分だけで演奏。リズムが微妙に合っていない部分が所々あるが、1倍速で一通り演奏できて嬉しかった。

練習の成果を可視化できてよかった。YouTubeに上げるの良いモチベーション維持になるぜ。


スタジオで練習後、彼と楽器店に行ってベースを眺めていた。卒論終えたら五弦ベース買いてえええ!!

てか楽器まじで沼だな、値段表見てびっくりした。平気でうん10万円溶かしそう。。。


これから

最近はandymoriの「クラブナイト」という曲に挑戦している。運指のうねりが難しい。指全体を使う良い練習になっている気がする。

youtu.be


そろそろ卒論も忙しくなるが時間の合間を縫って練習を継続させたい。好きなバンドが具体的にいるとモチベーション維持に良い。

一ヶ月練習しての実感だが、個人的にトップダウンで必要になった技能を身につけるという方法が自分に合っているような気がする。今のところ、自分のプログラミング上達と実感が近い。

ボトムアップの経験だと小学生のときのピアノ教室で音楽記号を一通り覚えさせられたときがあったがあまり好きなものではなかった。実際に利用して必要だとわかると自分の中にうまく落とし込める気がする。

自分のうまくなる道を見つけたい〜!!

そしてベースを始めるきっかけを与えてくれた某友人ありがとう、もうちょっと借りるね。

続く...

慶應理工アドベントカレンダーを開催した理由

この記事は、慶應理工アドベントカレンダー2021の1日目の記事です。


どうもやぱったーです。

12月に自分が所属する学部でアドベントカレンダーというものを開催します〜!!!!!

パチパチパチ👏

せっかく開催するわけですし、多くの人に知ってもらいたいのです。記事を読んで貰いたいし、あわよくば書いて欲しいです。

これはそんな布教記事です。

アドベントカレンダーって何?どうして開催したか?という疑問に勝手に答えていきます。

是非最後まで読んでね!

アドベントカレンダーとは?

旧来、12月のクリスマスまでの期間に日数を数えるために使用されるカレンダーのことを指すようです。

それ由来でWebやIT業界では、アドベントカレンダーにちなんだ独特の風習があります。 12月1日から25日まで毎日1つずつ、技術者たちが技術的な知見などを記事にしてインターネット上に投稿していくというものです。

このIT業界のアドベントカレンダーという文化が面白いと思いつつ、別にITだけに留まらなくて良いような気がしてました。そこで今回は少し集合を広くして理工学部のコミュニケーションを活発化させる場として理工学部アドベントカレンダーを主催しました。


どうして開催したか

自分がコロナ渦だったり研究室に入ったりで偶発的なコミュニケーションの機会が減ったことを強く実感して、アドベントカレンダーがそれを解決する手段になればいいなと考えたからです。

今現在コロナは大分収まりつつありますが、取り敢えず毎日大学に行って何となく偶然会って話すみたいな機会は大分減りました(目的があるときに意図的に大学に通うようになった気がする)。それで消えてしまった、もしくは生じえたはずの関係があることを強く実感しました。

また、コロナ以外の理由でもその実感が強くなりました。研究室です。

理工学部の学生は学部4年になると研究室に配属されますが、研究室に居る時間が非常に長くなり関わる人たちが限られるという話を周りからよく聞きます(実際自分も感じます)。 研究室のメンバー以外と交流することが減ってそれで疎遠になってしまう関係などもあります。

このような課題が理工学部生にある中、どうにかして懐かしい人と再び話す、新しい人と関わる機会を増やせたらいいなと僕は思いました(これは自分のためというのもある)。

人と関わるきっかけって何だろうな〜とぼんやり考えてました。新しい人、懐かしい人と話すきっかけって何だろうと。

それはどうやら、共通の知人だったり、一緒に受けた授業の話だったり、趣味の話だったり、はたまた誰かの惚気話だったりしたわけです。そう、話題があればいいのだと。

話題があれば人と関われる。そう実感したときに多くの理工学部生間で面白い話題を共有できる方法としてアドベントカレンダーって良いな〜!と思いました(大分強引ですが)。

ブログ記事を読んでそこから会ったことが無い人の嗜好に興味を抱いたり、疎遠になった人の近況を知れたりが間接的やコミュニケーションのきっかけになるような気がします。

僕自身、すごく臆病で長い間会っていない人と再び会うとき何を話せばいいかわからなくなるし、初対面の人となら尚更何を話せばいいかわからなくなります。そんな中一方的に書いて読める記事というフォーマットはすごく気楽です。記事を書いた結果誰かが自分に興味を持ったとしたらそれに関して話せばいいと何となくわかって気楽になります。一方で自分が記事を読んで誰かに興味を抱いたらその記事の話題について取り敢えず話せば大丈夫だと思い安心します。

僕の実感を長々と話してしまいましたが、このアドベントカレンダーが新しいコミュニケーションの場として機能したらいいなと心の底から願っています。

adventar.org