この記事は、慶應理工アドベントカレンダー2021の3日目の記事です。
2日目の記事を読んで人工衛星の位置推定がこんな手軽にできるのか!と驚いた。恐れ多さがあるものに気楽さを与えてくれるの記事の良さだよな〜。
では本題〜
実はかなり最近10月中旬頃にエレキベースを始めた。
最近ベースが本当に楽しい。せっかくだし何をやったか思い返せるように始めてからの一ヶ月ほどの軌跡をまとめるぜ!
以下目次↓
やぱった、ベースを始める
ことの発端はサークルの友人とのご飯だった。彼は高校時代からギターを弾いていてさらに去年の自粛期間でドラムまで習得してしまった凄腕バンドマンだ。
僕は彼に突然ベースってなんか良いよねという話をした(当時スリーピースバンドにハマっていた、ベースの音が引き立っていて魅力的に感じた)。そしたら家にあるから弾いてみるかい?なんて言われた。
自分は楽器経験がほぼ無いし(小学生のときピアノをやっていたが一年ほどで辞めた)、音楽の授業でアコギを弾いてみたとき結構難しかった記憶があってベースにも恐れ多さを感じていたから弾けるかな?と心配になった。
まあとはいえ、あまり経験できる機会も無さそうだし興味が先行してしまい彼の家に遊びに行ってしまった(このとき深夜11:30ぐらい)。
そしたらベースが案外自分の腕に馴染んで、というか弦が四本だし単音楽器だからアコギよりも全然直感的でわかりやすかった。コードだったりミュートを考える必要もあまりなさそうだと。
ちまちま弾いて遊んでいたら、せっかくだしセッションを軽くやろうよ!って言われるがままに初心者用のGod knowsのタブ譜を読んで一緒に弾いてみたら(同じ章節を繰り返し弾いてみた)結構楽しくなった。さらにベースの素養があるんじゃね?なんて言われて褒められちゃったから自分に才能があると勘違いして、勢いで借りてそのまま深夜2時にベースとアンプを背負って家に持ち帰った。曇り無く満月がはっきり見えたベースを持ち帰るには絶好の天候だった。どうやらすっかり彼の術中にハマってしまったみたいだ。
脱超初心者
そんな感じでベースを借りてさあ練習するぞってなったわけだが、超初心者たる者いきなり何をやればいいか非常に難しい。 どの教材が良いかすらわからないレベルなのだ。
まずは初心者レベルになろうということで、「超初心者 ベース」とYouTubeで検索していたら良さそうな動画を見つけた。再生回数も多いし今の自分にも結構わかりやすい動画ということもあってまず下の動画を見て練習することにした。
まず知識編について。同じ音、オクターブ違う音、コードとの対応など初心者にわかりやすい基本がうまくまとめてあった。
次にテクニック編。下の動画で運指の練習をした。
その次にリズム編。リズムを取れないことには演奏できないってのはタップの先生から耳にタコができるぐらい聞いていたので気合を入れた。
上の3つを終えた後、脱・超初心者用練習曲というものをちまちま練習していた。この曲全体で弾けるのに7~10日ぐらいかかった。
そんな感じで取り敢えず自分は脱超初心者したぞ!って意気込んでいた頃、先程の某友人からスタジオに行かないかと誘われた(彼はドラムの練習をしたかったぽい、非常にタイミングが良い!)。自分なんかが通用するだろうか?と疑っていたものの一人で行くよりはよっぽど気楽だということもあり便乗した。
再びGod knowsを皆でやることになってスタジオでチマチマ練習していた。BPMがかなり速くて運指が追いつかなかった。ただ前より自然な運指ができていた気がするし、皆でセッションしてみたら前よりものになっている気がした。自分やるやんと少し得意な気持ちになった。
本格的な曲に挑戦
スタジオを後にしていよいよ本格的にベースにハマってしまった。大学に行く前1時間、帰宅後1時間練習に費やす真面目っぷりである。
そろそろ何か本格的な曲を弾けるようになりたいと思い、好きなバンドの曲を練習し始めた。
andymoriが好きで中でも「ベンガルトラとウイスキー」という曲が好きだったのでどうにかして弾けるようになりたかった。
耳コピはまだできる気がしないし、ならば思い切って楽譜を買ってしまおうということでELISEで購入した。
これをもとに練習を開始した。だが、リズムを取るところから難しいし、運指も全然複雑だ。さらにBPMが160を超えていた。いきなりとんでもない曲を選んでしまった!
ただこんなところでくたばっていられない、それではandymori好きが聞いて呆れる。俺は藤原寛のうねるようなベースに近づきたいのだ!!
ということで毎日少しでも弾けるフレーズを増やしていき0.75倍速で練習した。 0.75倍で弾けるようになったら次は1倍で弾けるように頑張ろうと前向きに練習していた。
ただ同じ曲ばかり練習していても疲れる。練習していてうまくいかないときもあるし気分転換も兼ねてポートフォリオは複数あった方が練習の精神衛生が良さそうだ。ということでチャットモンチーの「シャングリラ」の練習も同時に始めた。
この曲ではオクターブ奏法という技法を使っている。サビで交互に8分音符の1オクターブ違う音を弾く。 最初は人差し指と小指が連続で動かないのだが、人間とは不思議なもので毎日ちまちま練習していたら段々指がきびきび動くようになる。
一週間ほどずっと練習していたら案外弾けるようになった。BPMがあまり速くないのがよかったのかも。
一ヶ月の練習の成果(2回目のスタジオ)
ベンガルトラとウイスキーも大分いい感じになったということで、再び某友人を誘ってスタジオに出向いた。一ヶ月の成果を遂に見せるときだぜ!
彼もシャングリラを事前に聴いてくれて(感謝でいっぱい!)、一緒にセッションをすることになった。下は演奏の一部切り取り。
今日はやぱったーとスタジオに行ってセッションしてきました。(曲はチャットモンチーのシャングリラ) pic.twitter.com/hWIP0OzaE4
— Besshy (@besshy8) 2021年11月24日
次にベンガルトラとウイスキーを一通り自分だけで演奏。リズムが微妙に合っていない部分が所々あるが、1倍速で一通り演奏できて嬉しかった。
練習の成果を可視化できてよかった。YouTubeに上げるの良いモチベーション維持になるぜ。
やぱった氏のベース処女作です。
— やぱったー (@yapatta_prog) 2021年11月25日
ベースを始めて1ヶ月の初心者がandymori - ベンガルトラとウィスキーを弾いてみた【2021/11/24】 https://t.co/iw08391Vr1 @YouTubeより
スタジオで練習後、彼と楽器店に行ってベースを眺めていた。卒論終えたら五弦ベース買いてえええ!!
てか楽器まじで沼だな、値段表見てびっくりした。平気でうん10万円溶かしそう。。。
これから
最近はandymoriの「クラブナイト」という曲に挑戦している。運指のうねりが難しい。指全体を使う良い練習になっている気がする。
そろそろ卒論も忙しくなるが時間の合間を縫って練習を継続させたい。好きなバンドが具体的にいるとモチベーション維持に良い。
一ヶ月練習しての実感だが、個人的にトップダウンで必要になった技能を身につけるという方法が自分に合っているような気がする。今のところ、自分のプログラミング上達と実感が近い。
ボトムアップの経験だと小学生のときのピアノ教室で音楽記号を一通り覚えさせられたときがあったがあまり好きなものではなかった。実際に利用して必要だとわかると自分の中にうまく落とし込める気がする。
自分のうまくなる道を見つけたい〜!!
そしてベースを始めるきっかけを与えてくれた某友人ありがとう、もうちょっと借りるね。
続く...