オーストリアでラーメン禁断症状が発生しラーメン自作することに

どうもやぱったです。

ついにオーストリア生活6週目が終わったわけだが、急にラーメン禁断症状が発生して居ても立っても居られなくなった。ということで思い立ってラーメンを自作してみた。因みに日本レストランで一応ラーメンを食べられるんだけど、微妙に日本の味と違うラーメンを食べるのに12.5ユーロ*1も支払うのがどうにも悔しくて、ラーメンを作ることにした。エンジニアたるものDo it yourselfの精神なのである。

 

まず必要な材料を考える。思い立ったのが土曜の夕方ということもあり時間的にアジアンスーパーに訪れることが不可能だった。そのためダシ類は一旦諦める。代替品として魚醤とサンマの塩漬けを使うことに。一応魚介のダシは出るだろう。

次に豚と鶏に関して。スープを作るのにどうしても骨付きの肉が欲しい。幸運にもスペアリブと鶏手羽を見つけた。これは嬉しい。骨以外の肉の部分はチャーシューとしても使える優れものだ。

醤油とみりん風は以前アジアンスーパーで買ったものを使う。韓国醤油で微妙に味が違うのだがしょうがない。日本の濃口醤油と比べて塩味が薄く甘みが強く臭みがある。

麺に関してはベーキングパウダーとパスタ麺を使って中華麺を錬成することに。中華麺を買うよりよっぽどコスパが良い。

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まあこんな感じで最低限条件が揃ったから実際作ることに。

まず鶏手羽とスペアリブを煮込む。灰汁が出るけど気にしない*2、もうどうにでもなれ。

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良い感じに煮込んだら、甘味を出すためにニンジン、タマネギ、ジャガイモ、ニンニクを入れてさらに煮込む。

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程よく煮込んで肉がホロホロしてきたら、肉と骨を分離する。そのとき髄も取り出せるなら出してしまう。そして分離した肉を醤油ダレにつけておく。この醤油ダレは韓国醤油、みりん風、魚醤、サンマの塩漬け、そして岩塩を適当に混ぜて作る。それなりに旨みが出ていて安心した。

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その後スープの方を煮込み続ける。水が足りなくなったら更に増やして混ぜ続ける。良い感じに乳化した。無事スープが完成した。

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チャーシューを漬け終わったタレに生ニンニクを漬ける。これはタレにパンチを付けるという意図。

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そしてタレを温めてスープと混ぜて麺を茹で終えたら完成である。何だかんだ完成まで2時間ちょいかかった。寮の友人にまだ作ってるの〜!って言われてしまった*3

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具はチャーシュー以外無く最小構成である。麺とチャーシューとスープがあればラーメンはラーメンだ!因みにスープはしっかり甘めの豚骨醤油になっている。安心した。魚介風味も多少感じられる。麺はシュポシュポしている。つけ麺として食べるのが良さそうだ。チャーシューも甘めにできた。味の濃さは結構ちょうど良い。韓国醤油のお陰か全体的に甘めに仕上がった。日本のとは微妙に味が違うけどこれはこれで美味しいし、外食ラーメンの3分の1程の値段で食べれるので大満足である。次回はもう少し時間をかけてトッピングを増やしていきたい。買える食材で試行錯誤するのは面白い。

 

因みにオーストリアに来てから何気ない経験だったりが回り回って役立つことが多い。それは生活力なのか分からないけど確かに大学時代培った独り暮らしの試行錯誤には意味があったんだなあと痛感する。Do it yourselfの精神を持ち続けたいわね。

*1:日本円で大体1500円越えるほど

*2:灰汁取りが面倒くさい

*3:ラーメン欲を満たすのなら2時間ちょいなどえんやこらなのである