オーストリアに来て初めての週末だった

どうもやぱったです。遂に一週間の労働が終わり週末がやってきたらしい。

実は日本ではゴールデンウィークがあったため多くの人間は休日を過ごしていたのをオーストリアに来てから知って少し損した気持ちになった*1。。。



まず金曜は仕事を4時前に終わらせて街を散策していた。金曜は多くの人間が職場に来ないでリモートワークをしていた。会社の偉い人に聞いたところ、金曜は早く仕事を終らせる習慣があるらしく短い時間しか働かないのならリモートで済ませればいいじゃん!っていう理由らしい。労働契約通りの時間を働けば後はまあそんなに咎められないらしい(勿論成果も上げる必要があるが)。 そんなわけで仕事を早く切り上げて街の中心地でトラムを降りて、本屋だったり電気屋を見つけて入り浸っていた(日本とやっていることがあまり変わらないかも。。。)。

因みに電気屋ではGoProをしっかり見つけた。GoProを買って配信者になって欲しいと友人が言って止まなかったのをしっかり思い出した。 369ユーロ。初任給で買えそうな値段である。何とか買わない道を模索していたが、充分に手が届きそうで悔しいぜ。

本屋では勿論ドイツ語の本など読めるわけもなく、英語本コーナーを眺めていた。手にとってソファでパラパラ読んでいたけど、段々読んでいたら疲れてしまって10ページぐらい読んで止めた。黒人かつ同性愛者のジャーナリストの自叙伝だった。10ページだから、赤ん坊が生まれたところまでしか読めなかった。超音波検査による身体的特徴で生まれたときに性別を固定させるんじゃない、と訴えていた。正直僕にはそのジェンダーの実感がまだわからないんだけど、自分だけが持つ確かにそれは正しいと思えるような感覚だったりを言葉にして伝える行為を大事にしていきたいと思うのだった。機会があったら続きを読もう。因みに結構こっちの本は高い、新書ぐらいの内容でも平気で換算1500円とかする。本を買うのに日本最高すぎないか。

あとドラムを叩いた。取り敢えず一週間続いた。普通に楽しくて続いてしまいそうだが、毎日叩くと耳がぶっ壊れそうでそれだけ気をつけたい。隣の音楽部屋でバッハを弾いている子が居てそれがマジでうますぎたため色々聞いちゃった。 ところで誰か日本からドラムの教則本送って欲しい。お礼としてオーストリアのお土産を送り返そうと思う。

まあそんな感じで金曜が終わった。



土曜は同僚のメキシコ人がリンツの街を案内してくれた。その後別の同僚たちと合流して遊園地に行ってきた。

その同僚に限ったことではないがオーストリアの永住権を取得したい人は多いらしく、そのためにドイツ語を勉強している人を多く見かける。実際治安と快適さがトップレベルの国である。 日本が幸いにもかなり恵まれた国だからかそんなことを考えなくてもいいし、日本に居てもそこそこ安全で幸せにやっていけるのありがたすぎる*2

旧市街のハウプト広場に向かって歩き、その後マリーエン新大聖堂を見て回り、ペストリングベルク鉄道で登山してPöstlingbergkirche Wallfahrtsbasilika Sieben Schmerzen Mariaっていう聖堂を見た。これに関しては良い日本語訳がなくてドイツ語のまま書いてしまう。僕も読めない。 因みにKlimaticket Ö(気候変動チケット)って奴を買うとオーストリアの公共交通機関丸々乗り放題になってありがたい。年間購入だが途中で切り上げることもできる。登山鉄道にも勿論使える。

www.klimaticket.at


その後ドナウ川に沿って歩いてバーでビールを飲んでお話をした。彼も元々英語を話せるわけではなく、社会人になってから一ヶ月海外駐在を経験して必要性を感じてそこから頑張ったらしい。会社の人が皆ペラペラだから参ってしまっていたが、個人的な話を聞いたら少し元気が出た。俺も頑張ってみるか。


夜になって彼と他の同僚たちと会って遊園地に行った。5/8まで限定オープンらしくてせっかくだしということで連れて行ってくれた。めちゃくちゃ人が多いけど、勿論皆マスクはしていない。スーパーとか公共交通機関に乗るときだけマスクしている。アトラクションは花やしきUSJの間ぐらい怖かったし、お酒を飲んでいたから胃がギュンギュンした。最後の方は疲れてずっとコクコクしていた*3。夜22時を過ぎても皆元気で驚いた。とは言え周りの人たちが段々と疲れて携帯を見始めるのは日本とそんな変わらない光景なのかもしれない。 一対一とかだと英語が聞こえるんだけど、多人数で話すと所々わからなくなるし、愛想笑いで相槌するか、オウム返しするぐらいしかやることがなくなる。後周りが煩いともう英語が聞きとりづらい。あと普通に疲れていると聞く努力をしなくなる。 因みに同僚二人は彼女連れで羨ましくなってしまった。。。南米出身の彼なんて母国から彼女を連れて異国の地で一緒に生活しているとか最高すぎないか。てか彼女強いな、異国の地についていくこともそうだし、英語ペラペラだし。



そして今は日曜日でこうやって文章を書いている。疲れて9時間ぐらい寝てしまったし、まだどこにも外出できていない*4。 因みに今日見た映画でバブルってのが良かった。Netflix先行公開だとか。小畑健の絵を見て育った自分にとってキャラデザが刺さってしまったし、少女が現れて偏屈な自分や歪んだ現状を変えていくストーリーはありきたりだけど本当に好き(たぶんネタバレになっていないはず)。内容は全然違うけど、そういう流れが好きなら「アイの歌声を聴かせて」だったり暇があったら是非見て欲しい。

wwws.warnerbros.co.jp

ainouta.jp


今週一週間は慣れないことばかりで本当に疲れたから、こんな感じでのんびりして思考をまとめられる日があるのは本当にありがたい。何とかまた明日から労働を頑張ってみようと思う。

続く。。。

*1:とは言え4月は渡航準備という名目で充分に休養を取っていたらしい

*2:日本でも時折英語を学ぶことが推奨されているが別にその国が快適なら無理に頑張る必要は無いと思っている

*3:恐らく時差ボケとフルタイム労働で自分は予想以上に疲れているのだろう

*4:そもそもオーストリアでは日曜にやっているお店は非常に少ない。スーパーマーケットも殆どやっていない