久しぶりです、やぱったです。
最近ブログを書けなかった。理由はしんどい時期が続いてその後急に人生が楽しくなったからだ。どのみちこの二ヶ月に色んなことが起きてわたわたしてたのでブログを書くことをすっかり忘れてしまっていた。
取り敢えずこの二ヶ月はめちゃめちゃ旅行を詰め込んだ。挙げられるだけで、ブラチスラバ、グムンデン、バドワイズ、プラハ、インスブルック、ザルツブルク、ウィーン、ハルシュタット、リュブリャナ、リエカ、クラコフ、ブダペストと詰め込めるだけ詰め込んだ。因みに今週末はブカレストに行く。ルーマニア、高校のときにチャウシェスクのドキュメンタリーを見てから行きたくて仕方がなかったためやっと夢が叶いそうで非常に嬉しい。ただオーストリアの人に聞いてもあまり良い噂を聞かない。
元々、労働に対する鬱屈とした気持ちを解消するためにヤケクソで旅行計画を立てていた。まあヨーロッパにいる時間も限られているのでヤケクソで旅行に行くぐらいが丁度いい。ただ、旅行することで人生にメリハリが付いたのは事実で、仕事に対しては少しは前向きになったし、他のインターン生*1と仲良くなったし、英語も話す機会が増えたので、少なくともお家でクネクネするよりはマシな気がしてる。
因みにブダペストに対する満足感はめちゃめちゃ高い。実はブダペストは温泉都市として有名。自分はLukacs Bathsという大衆浴場に来たのだけれど、もうテルマエ・ロマエみたいな感じで優雅。お湯の温度が日本のより少し低くて永遠に湯船に浸かっていられる。値段は7600フォリント*2。そんなに安くない、まあプール付きスーパー銭湯ということで大目に見る。
これが外観。
中はプールだけ写真を撮れた。
ブダ地区とペスト地区を区切るドナウ川。ボートツアーは70分で11ユーロ(こっちは逆に異様に安い)。ドナウ川を周遊できる。夜景が素敵。左側に国会議事堂が映っているのがわかる。
あとハンガリーと言えばLangos。コミュニズム政権時代に肉が高くてあまり食べれなかったということで、パン生地にガーリックとチーズとサワークリームを載せてピザのように食べていたとか。巷ではコミュニズムビザと呼ばれてるらしい。中々に脂っこくて美味しいがさすがに毎日は食べたくない。ハンガリーのラーメン二郎みたいな感じか。
ブダペスト中心地にあるLangos Papiという店のLangosがまじで旨かった。ただ帰りのバスに間に合うために急いでいて写真を撮れなかった、残念。
まあこの記事でも参考にしてくれたら。
とにかくブダペストは楽しすぎた。別に物価が他の東欧諸国ほど安いわけでもないし、リンツから近いわけでもない*3けれど、何もかもが面白かった。ソビエトモニュメントが建っているすぐ近くにロナルド・レーガン像が対面しているし、アメリカ大使館が建っている。現地の人曰く政治的バランスを取っているとかいないとか。
少し歩くと中国銀行のハンガリー支店もあって中国資本もしっかり流入している。あらゆるものに好奇心がそそられる。
ハンガリーの歴史が色んな巨大勢力に飲み込まれながら進んでいくことが良く分かる。
ところで労働について。鬱憤とした気持ちが一変、ここ一ヶ月で大分前向きに取り組めるようになった。英語力が向上して長時間聞くのと話すのにストレスを感じなくなった*4のと、考えなくて良いことを無理に考えないようになったのが大きい。また会社のドメイン知識も徐々にわかるようになって自発的に考えられる領域が増えていった。暗闇を乗り越えたことは自信に繋がったし、日本に帰国してからも引き続きそれらの能力を向上させていきたい。できないことができるようになるのはやっぱり楽しい。
こっちにいるうちは技術力向上を犠牲にしても人生を楽しもうと思っていたが、人生を楽しもうぐらいのスタンスの方が英語力が向上するという実感がある。楽しいほうが肩ひじ張らずにどんどん話せるし、失敗も恐れなくなる。
どうなるかと思ったが、いい感じの方向に向かっていて本当に良かった。