そろそろネタが切れる気がしてくるオーストリア生活5週目

ついにオーストリアでの労働5週目が終わった。最近段々と書くネタが切れないか心配になってくる。

 

そういえば段々英語が聞き取れるようになって、雑談の内容がわかるときが出てきた。英語を使ってコミュニケーションを取ることが苦にならなくなって、前より積極的に言葉を発せるようになった。所々で冗談も言えるようになり、自分の進歩を感じずにはいられない。

 

労働に関しても結構良い調子。今週を振り返ってみると、自分のタスクをストレスなく伸び伸びとこなせている気がする。前は労働をしたら毎日8時間寝ても眠かったし朝がしんどかったけど、最近は朝起きて時間内に職場に向かえるようになった。あと職場の人達が優しい。残業の強要など勿論無いし、成果を出すとどんどん褒めてくれる。こっちも褒めたくなる。質問するときでも忙しかったら勿論後回しにされるけど、気軽に質問もできる。

 

環境っていうのは本当に大事だと思う。そして環境を変えることができるという実感を持つことはさらに大事だと思う。

昔誰かが、嫌だと思っても自分で周囲に働きかければ環境を変えられるってことを言っていた。その人はどこまで本気でそれを言ったのかわからないが、僕はあまりその言葉に納得できなかった。根付いた文化を変えることは良くも悪くも難しい。その環境に残る人達ってのは、その文化に適合した人達であって、環境を変えるっていうのはいちいち説得して彼らの考えを改めさせないといけないってことだからだ。労力に見合わない。まして自分のような新人が説得するのはもっと難しい。それだったら環境を変えて、自分が良いと感じる文化を持つ場所に行く方が全然良い。そして将来的に自分が段々と力をつけたら居心地のいい環境を作って後進を助けていけばいい。

 

できないことがたくさんあるってのは悪くないのかもしれない。日常の生活をするにも一苦労なんだけど、最初が低いとどんどんできることが増えていくから楽しい。生きている実感が湧く。あと人に感謝する機会が多くなった。迷惑をかけないで生活するなんてもう無理だ。もうそれはしょうがないなと開き直って良くて、こっちも精一杯頑張るし後でお返ししようぐらいの気持ちで良い気がする。何か少しずつポジティブになっているのかもしれない。嬉しい。

 

 

ところで近くの大学院に通うインド人と仲良くなった。時折大袈裟な感じが本当に面白い。電車で自分がうたた寝して彼に起こしてもらったんだけど、8回も起こして大変だったんだよ!って言われた。8回は流石に大袈裟すぎるんだけど彼の優しさは確かに充分に伝わった。

彼は中々にケチで外食に5ユーロ以上かけるなどけしからんみたいな持論を押し通していた。僕も面白がって5ユーロ以下で食べれる外食レストランをひたすらに歩いて探すみたいなことをやった。結局マクドナルドでMacFirstっていうハンバーガーとポテトとジュースのセットを買うのが4.9ユーロで最適だった。マクドナルド偉大すぎるな。因みにこっちの国の外食は非常に高くて10ユーロ超えるのは当たり前だ。

皆ご存知のようにインド英語は本当に訛りが強くてマジで何言っているか理解できない。ロシア英語、アラビア英語とは比べ物にならないほど段違いだ。けどインド英語のイントネーションは好き。少し福島弁っぽくて何となく懐かしさを感じる。

因みにインド人留学生は多い。英語が通じるし物価があまり高くないってことでオーストリアの大学院が人気だとか。とにかく興味深い話だ。

 

 

今週も何とか乗り切ったぞ!嬉しい〜